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過ぎ行くショパンイヤーに寄せて:ショパンワルツ集をマウリツィオ・ポリーニがリリースしたときのインタビュー(想像)

インタビュアー(以下イ):ポリーニさん、今回はワルツ集の出版、おめでとうございます。

ポリーニ(以下ポ):ありがとうございます。

イ:ポリーニさんのショパンに関する芸術活動は、いくつかの断片的な録音の後、エチュード集を出版されましたよね。

ポ:はい。

イ:それからプレリュード集、ポロネーズ集、ピアノソナタ集、スケルツォ集(子守唄・舟歌)、ノクターン集、そして最近やっと、ワルツを含んだ曲集を出されました。

ポ:そうですね。ワルツ集を出すのは、今回が初めてです。

イ:非常に意外な気がする方も多いのではないでしょうか。普通ショパン弾きのかたがたは、演奏活動の最初の頃にワルツ集を出します。理由は比較的平易な曲で、誰でも親しみやすいからという状況だとも思われるのですが、ポリーニさんがこれを弾くのは、やはりこんなにやさしい曲を弾いて出版するのはプライドが許さない・・・、とか?

ポ:とんでもないです。ワルツ集は私にとって、最も難しい曲集のひとつです。

イ:「難しい」?

ポ:はい。正確には「私にとって」難しいということです。

イ:もう少し詳しく聞かせていただけますか?

ポ:はい。私はピアノを弾くことそのものに関して困ることはほかのピアニストに比較して少ないように思います。ただ、ワルツ集を勉強していると、それだけでは芸術作品として完成しないように思われ、公共の場で演奏することをこれまで控えてきました。

イ:なるほど。確かにワルツを長いこと弾いていませんでしたね。

ポ:その理由は、この曲は音符を音として並べるテクニックだけでない、もっとほかの勉強が必要と考えたからです。

イ:たとえば?

ポ:この曲を書いたショパンの背景や、歩んできた人生、思い描いてきたこと。そのような事柄を十分に消化し、それから楽譜に向かわなければ、この曲を弾きこなすことは到底できないと思ったからです。

イ:なるほど。ショパンを弾くには音符を鍵盤に並べるテクニックだけでなく、もっと美を追求しなければならないということは、昔からよく言われていることですね。

ポ:はい。私はそれを特に、ワルツに感じることができました。それでこの曲集には歯が立たないと思い、しばらくワルツ集から離れていたのですが、私に再びその譜面に向かうきっかけを作ったのが、舟歌の演奏です。

イ:舟歌ですか。私もあの曲を聴いて感動しました。ポリーニさんにも情感をこめた演奏ができるじゃないかと・・・。失礼(笑い)

ポ:そう言ってくださる方もいらっしゃいました。私はそれをきっかけに、再度ワルツ集に向かってみることにしたのです。

イ:どんなところに苦労されました?

ポ:まあ、恥ずかしくて言えない事も多いのですが、6番のいわゆる「子犬のワルツ」の演奏は、あの短い曲の中にさまざまな情感を入れなければならず、苦労した曲のひとつです。あっ、いえ、もちろん曲を鍵盤に並べるだけなら初見でできましたけどね。

イ:それはこのインタビューをごらんのファンの皆さんも楽しみですね。

(あくまでarpの想像です。あしからず。)

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