ショパンの作品:幻想即興曲
ショパンという作曲家、せっかく作曲したのにそれをこの世に出さなかった曲が多いことは、ちょっとしたトリビアかも知れません。
ましてや、ワルツは半分くらいが作曲されながら彼自身の手によってはこの世に出ることはありませんでした。
彼は弟子に対して、「私にもしものことがあったとき、私の机の中にしまわれた楽譜を破棄するように。」と言われましたが、彼がその言いつけを守らなかったため、われわれは彼の多くの作品を聞くことができます。
ところで、誰もが一度は耳にしたことがある「幻想即興曲」をショパン自身がこの世に出すことを取りやめたのは、その芸術性に疑問を抱いたからといわれています。
「あんな名曲を何で?」と言われるかもしれませんが、よく聞くと、全体的に冗長で、特に中間部分はもう少し短くならなかったかと思うことがあります。ただ、その印象深いメロディーで、ショパンの名曲のひとつと位置づけられてます。
ただ、ショパン自身にとって、作曲してはみたものの、この曲は彼の感性に合わなかったわけです。芸術家があまりに高いレベル追い求めるあまり、そのレベルより低い作品を封印しようとするのは、よく聞く話です。
ただ、彼が出版を拒んだのは、それだけが理由ではありません。それはまたいつかお話しすることがあると思います。
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