前も書きましたが、今年はショパン生誕200周年、いわゆる「ショパンイヤー」です。
いろいろなところでイベントが開催されているそうですが、先日テレビでそのニュースをやっていました。
昔私はショパンを毎日のように聞いていましたが、最近はあまり聞くことがなかったので、どちらかというと「懐かしい」気持ちでそのニュースで流れていた曲に耳を傾けていました。
その中に、ショパンの「雨だれ」がありました。
ピアノを弾いたことがある方ならわかると思いますが、この曲はそんなに「難しい」曲ではありません。それこそピアノを習っている人なら小学生でも弾けます。
ただ、申し訳ありませんが、私はその演奏を聞いて、あまり上手とは思いませんでした。
別にその方の演奏が間違えが多いとか、奇抜な演奏しているというわけではないのです。普通に演奏されていました。
ただ、やはりそこには情感がこもっていないとか、美しさが感じられないというか、せっかくいい曲なのに、それが生かされていないのです。これはその人が素人だからというだけではなく、プロが演奏しても、このように「変」と感じることはあります。それもプロ中のプロ、ほかの作曲家の曲だったら難なく弾きこなしているピアニストであってもです。
よく「ショパンの曲は美を表現するテクニックが必要である。」といわれますが、ああ、そういうことなんだなと思います。
おそらくそのテクニックを身に着けるには、当然人一倍の練習が必要なのですが、練習だけでは不十分で、その作曲家の背景を理解する教養や、その人が生来持っている感性のようなものまで要求されるのではと思います。
私も昔、ちょっとだけピアノを弾いていたことがあります。そのときよく言われたのが「テクニックがあるとはいえないが、情感がある。」ということでした。
当時はいやみかと思いましたし、実際にそういう意味で言われた事もあるのかもしれませんが、ショパンを弾くということに関しては、そういうピアニストはありうるし、実在もしたと思います。
何はともあれ、ショパンイヤーをきっかけに、いろいろな議論やイベントがあっても良いと思います。ショパンの生誕200周年をみんなでお祝いしたいです。
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