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リコーのGXRに期待15:大鑑巨砲時代の終焉

新製品発表会対談「ハービー山口×テラウチマサト」のなかで、このシステムを見て「武田騎馬隊」時代に登場した、まったく新しい武器であった「鉄砲」を思い出したとありましたが、私は「大艦巨砲時代」を連想しました。

その昔、各国は「戦艦は大きいほど、大砲は大きいほど勝てる。」と考え、大きな戦艦に大砲を搭載したものでした。この考え方を「大艦巨砲主義」と言い、そんな考え方が支配していた時代を「大艦巨砲時代」と言います。実際それは、当時としては有効な作戦でした。

しかしながら、「大艦巨砲時代」は、優れた航空機による攻撃の有効性が証明された「真珠湾攻撃」で終焉し、それにいち早く気が付いたアメリカ軍は史上まれに見るスピードで航空母艦の建造を開始しました。一方、日本軍は一度はじめたプロジェクトを変えることができず、戦艦大和・武蔵を建造しました。

これら二つの戦艦が空前の戦闘力を持っていたにもかかわらず、あっけなく海の藻屑となったのは歴史の語るとおりです。

私はこれを思い出し、一眼システムが戦艦、GXRが航空母艦に見えました。

一眼レフシステムは、フィルムカメラ時代においては、もっとも最適化されたものではないかと思います。ユーザーは自然にレンズに合ったフィルムを選んでいましたし、フィルムは撮影ごとに巻かれるので、埃の問題もありませんでした。また、基本的に平坦な媒体に感光物質を塗布したものに像を結ばせるので、光路の進入経路についても考慮する必要はありませんでした。

ただ、それがデジカメ時代に突入すると、事情が変わってきます。

既にリコーの説明にもあるように、レンズと撮像体は相性があり、あらゆるレンズを前提とした撮像体やあらゆる撮像体を前提としたレンズは、色々なマージンを積み重ね、オーバースペックに作った結果、非常にコストが高くなっていると思います。

道理で特に発売当初のデジタル一眼は高かったわけです。

その無駄を撮像体一体カメラユニットとすることで減らした結果、レンズごとに撮像体をつけるという「無駄」の分が削減される可能性は十分にあります。

世間一般的なコスト意識で見ると若干高めのGXRですが、値段がこなれてくれば一眼レフと変わらない品質のシステムが、一眼レフと変わらないコストで持つことができるでしょう。

そして、一眼レフの「無駄」が浮き彫りになり、将来的にはカメラユニット形が主流にならないとも限りません。

ただ、アメリカ軍が航空機で立ち向かったと言うだけでなく、綿密な作戦を練ったのと同じで、カメラユニット式にしたと言うだけでは勝てないと思います。そこにはやはり、綿密な作戦とスピードでシステムを構築していかないと「過去の遺物」になるとも限りません。

うまくいけば、ユニット式が「当たり前」の時代が来るかもしれません。私はそれだけの素質をこのカメラが持っていると思います。「コンパクトカメラ」と言う範疇にとらわれずに、さまざまな可能性を模索していってほしいと思います。

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